坂井泉水さん急死

「負けないで」など名曲残し、ZARD坂井泉水さんが急死

 人気ポップスグループ「ZARD」のボーカリスト坂井泉水(本名・蒲池幸子)さん(40)が、入院先の東京都内の病院で死亡していたことが、28日明らかになった。
 警視庁四谷署によると、坂井さんは入院先の慶応大病院(新宿区)で、26日午前5時40分ごろ、病棟のらせん状の非常階段付近で倒れているのを通りがかった人が発見した。手当てを受けたが、27日午後に死亡が確認された。同署では争った形跡がなく遺書もないことから、事故死と自殺の両面で調べている。
 坂井さんの所属事務所は28日、「不慮の事故で死亡した。(坂井さんは)昨年6月から、子宮頸ガンで入退院を繰り返し、闘病生活を送っていた」とのコメントを出した。
 坂井さんは、モデルなどの活動を経て、ポップスグループ「ZARD」のボーカリストとして、1991年にシングル「Good-bye My Loneliness」でデビュー。その後、春の選抜高校野球の入場行進曲にもなった「負けないで」(93年)、「揺れる想い」(同)などがヒット。近年では、シドニー五輪NHK公式テーマソング「Get U're Dream」(2000年)などがある。
 ZARDは坂井さんを中心とするポップスグループだが、近年は坂井さんのソロ・プロジェクトとなっていた。

昼休みに会社で坂井泉水さんの訃報に触れ、とても驚いています。


かつて自分が乙女塾出身グループ「ribbon」を中心としたアイドルヲタだった1990年代前半、アイドルポップスと並行して多くのJ-POPを聴いてきましたが、その中でも特に好んで聴いていたのが「ビーイング系」アーティストの曲。中でもZARDはまさにビーイング系を象徴するアーティストでした。もちろん昨年発売された15周年記念ベストアルバムも買っています。

ビーイング系といえば一部を除きTV出演等の媒体露出が極端に少なかったですが、ZARD「負けないで」で出演した「ミュージックステーション」以外のTV出演は記憶にありません。デビュー当初は一応グループの形態をとっていましたが、坂井さん以外のメンバーは実際には顔を見せず、事実上当初からZARDは坂井さんのソロプロジェクトという認識でした。

また、坂井さんは他のビーイング系アーティスト等にも詞を数多く提供し、それらのアーティストの曲もZARDと同様にヒットしました。坂井さんは間違いなくビーイング系の中核メンバーといえるでしょう。


それだけに、坂井さんがガンで闘病生活に入っていたことも、死に至った直接の原因が入院先の病院での転落ということも初めて知り、とても驚いている次第。世代的にも自分よりちょっと年上というくらいで、まだ40歳という若さでの死は大変残念に思います。

坂井さんが作詞し世に送り出した数多くの名曲は、坂井さんの死後もきっと歌い継がれていくことと思っています。


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