江戸の手毬唄II

昨年、日本レコード大賞最優秀新人賞に輝いた少女7人組、℃-uteが江戸をテーマにした楽曲で歌手、五木ひろし(60)と“競作”することになった。「天城越え」「さざんかの宿」で知られる吉岡治氏(74)が作詞、宇崎竜童(62)が作曲した30日発売の「江戸の手毬唄II」。
 きっかけは、年内発売予定の五木のアルバム企画に、江戸時代の世相や風俗を手毬唄にのせた「江戸の手毬唄」という楽曲があった。それを知ったプロデューサー、つんく♂(39)が「彼女たちに現代のおとぎ話として歌わせたい」と五木に相談し、実現した。
 アイドルが歌うにふさわしく、メロディーをこぶしのきいた演歌からブギー調にアレンジ。男女の色恋を歌った歌詞も♪〜千両箱がズッシリ重い…といった童話調に若干書き換えられ、タイトルに「II」をつけた。リーダーの矢島舞美(16)は「和風テイストは初挑戦ですが、新鮮な仕上がりになっています」と自信作を強調している。


先月30日のNHKMUSIC JAPAN」公開録画で初披露以来、その曲名・曲調や吉岡治+宇崎竜童という作家陣など、今までの℃-uteの路線とは大きく異なり一部で議論を呼んでいる新曲「江戸の手毬唄II」。今日発売の各紙に、℃-uteの新曲が「江戸の手毬唄II」に決まった経緯等が乗っています。

作曲の宇崎氏はかつて「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」を率い、また山口百恵さんの曲を多く手がける等、主にロックな活動をしていましたが、最近はジェロ「海雪」など演歌・歌謡曲系にシフト。また作詞の吉岡氏に至っては完全に演歌系。そんな曲を℃-uteが歌うきっかけは、やはり五木ひろし氏とつんく♂とのつながりによるものでした。五木氏は以前からつんく♂つながりでハロプロとのコラボ企画をいくつも立てていますが、この春から五木氏がUFAに移籍し、それが本格化してきたようです。


江戸の手毬唄II」は℃-uteにとって今年3曲目ですが、これで純粋な新曲は前作の「涙の色」だけ(2月に出した「LALALA 幸せの歌」はワンダフルオールスターズの流用)。ちなみにBerryz工房には「ジンギスカン」、美勇伝のラストには「なんにも言わずに I LOVE YOU」とカバー曲だったりするので、実は今年のつんく♂は大して仕事してないように思えてなりません(苦笑)