栞菜主演映画他上映会(12日)

12日の夜に栞菜(有原栞菜)さん主演の短編映画「Lacrimal」等4作品が「Vantan2010専攻科上映会」で上映されたので、自分も会社帰りに上映会場の渋谷アップリングまで足を伸ばしました。これは本来もっと早く書くべき話題ですが、色々とあって今日までずれこみました。

栞菜は芸能活動再開後、他にも2本の主演または出演映画の撮影を終えていますが、こうして完成した作品が上映されるのは「Lacrimal」が初。バンタンデザイン研究所映像デザイン学部の卒業作品として制作された「Lacrimal」は2/16にクランクインし、クランクアップは3/10と、ちょうど震災の前日。栞菜以外にも蒼あんな蒼れいな姉妹、森安真弓さん、アイドルカレッジ南千紗登さん等、栞菜の現事務所「BLUE ROSE」のタレントが多数出演しています。

どうやら学園ものの作品で蒼姉妹がいじめっ子役らしいという程度しか情報がない状態で上映会の告知が先日ありましたが、作品の特性上、この機会を逃すと見られない可能性が高いため、事前に予約を入れて上映会に足を運びました。


当日配布されたレジュメによると、今回の映画を制作したショートムービー専攻科が2010年度限りで廃止されることに伴い、その卒業生が実行委員会を立ち上げて実施することになったそうです。上映作品は以下の4つ。

  • 「まとう」
  • 「R9 あるく」
    • 2009年度卒業制作。人生にこだわりのない就活生が東京に来たいとことの共同生活で変わっていく話
  • 「人間発電所
    • 2010年度自主制作。高尾山に伝わる天狗の逸話を題材に、主人公と色々な天狗が遭遇する話
  • 「Lacrimal」
    • 2010年度卒業制作。栞菜主演で、今回の上映会のメイン作品

ここで「Lacrimal」以外の3作品に触れると、全体的に作品のテーマが重い上、ストーリーも分かりづらいところが多かったので、正直「Lacrimal」の前にかなり疲れました。しかも一般客は前のほうに誘導されたので、最前列でこういう映画を続けて何本も見るのは厳しいところ。

当日の客席を見ると、狭いスペースにほぼ客が埋まっていて、前のほうが色々なルートで上映会を知った一般客。真ん中から後ろがバンタンの卒業生と各作品の出演者等。各作品ともメイン出演者は本職の俳優・女優やタレントばかりですが、作品の特性上なかなか上映機会もないので出演者も顔を出してます。途中からは栞菜も後ろのほうにいたはずですが、残念ながら確証はもてませんでした。


「Lacrimal」のネタバレの前に書いておくと、上映会の最後に「Lacrimal」の監督さんから、6/25・26に同じ渋谷アップリンクで「Lacrimal」再編集版の上映会を行うことが発表されました。クランクアップ直後に震災が起こる等色々とあったからか、ある程度時間をかけて再編集したものを改めて上映するようです。

個人的には6/25・26とも既に娘。紺@座間の振替公演(しかも6/26がツアーファイナルに変化)の予定が入っていて非常に厳しい状況ですが、何とか1日は都合をつけて「Lacrimal」再編集版を鑑賞したいと思います。



タイトルの「Lacrimal」とは英語で「涙の」という意味の形容詞。その「Lacrimal」の主なテーマは、いじめ と 復讐。さらにストーカー等の要素も盛り込まれています。栞菜は主人公・沙希(多分)役。その親友の可奈(多分)役にアイカレの南千紗登。沙希の中で生まれた幻の同級生・さくら役が森安真弓。蒼姉妹はいじめグループのリーダー役という配役になっています。舞台は服飾系の高校。

正直いうと、何の予備知識もなしに1回通して鑑賞しただけではストーリーがよく分かりませんでした。話の展開に一部強引なところもあり、更に元々重いテーマを扱っているので、今回の4作品の中で一番疲れました。ストーリー展開も他の観覧者の情報とつきあわせてやっとそれなりに理解するという始末。まあ映画祭に出品することを考えると、こういう作品になるのも無理はない気もしますが。

ここで栞菜について触れると、ちょうど「落下ガール」上演直後(稽古中に8キロ増えたとカミングアウトした直後)に撮影されたということもあり、全体的にちょっと太め感は確かにあります。また当日は備え付けの映写機の調子も悪くてインターレース丸出しの醜い画質だったので、せっかくの栞菜の美少女ぶりも十分に楽しめませんでした。今回の栞菜は台詞よりも表情で魅せる演技に終始。作品の内容的に明るい笑顔はあまりありません。


さて、元の映像は同じなので再編集でどこまで変わるのかは疑問がありますが、6月の「Lacrimal」再編集版の上映会にも何とか都合をつけて参加したいです。それにしても、よもやこのタイミングで新2トップ(栞菜と愛佳)の現場が被るとは思いませんでした。