アリス栞菜その3(別世界の濃厚サービス)

一昨日から明日まで品川・六行会ホールで上演中の舞台「アリスインデッドリースクール」(Alice in Deadly School)に、昨日(15日)は日替わりゲストとして栞菜(有原栞菜)さんが出演したので、自分も昼夜2公演とも観劇しました。


さて、この手のアイドル系のライブや舞台等では、ライブや舞台等の本編と同様、各種グッズ等の物販もお楽しみポイント。これはハロプロ系もそうなのですが、一般的なアイドル系の物販でハロプロ系と大きく違うのは、物販サービスのレベル。これはハロしか知らないハロヲタにはカルチャーショックもの。

今回の舞台では、販売されたグッズを2,000円購入毎に1枚「サイン&握手券」が渡されました。そして、終演後にお見送りで登場する全キャストの中から、1枚毎に希望キャストを選んで買ったグッズにサインをいただいたりキャストと握手できたりするもの。これは高速握手が横行する現ハロでは絶対ありえれいなな、まさに別世界の濃厚サービス。

昨日のサイン&握手会にはキャストとして栞菜も参加することが前夜に取説で正式に告知されたため、1年8ヶ月もの長い空白期間をくぐり抜けた多くの栞菜ヲタは、長い飢餓状態からいきなりサイン&握手という大量のごちそうを味わうという事態に。

以下長くなりそうなので「続きを読む」以降にします。


自分が昨日購入したのは、パンフレット・キャスト&キャラクターブック・台本とぬれせんべい(銚子産)。本当は栞菜ソロのキャラクター写真セット・ポートレイトもほしかったのですが、同様に生写真需要が多そうなアイドルカレッジ山崎彩花やAKB48中塚智実鈴木まりやともども結局販売されず。ちなみに台本は夜公演開場直後に完売。

本来なら受け取るサイン&握手券は3枚のはずでしたが、なぜか1枚多く受け取りました。


昼公演終了後早々にロビーに出て待機すると、昼公演に出たキャストが舞台衣装で全員登場。但し栞菜だけはさすがに屈むと谷間全開で刺激が強すぎるタンクトップの舞台衣装ではなく、上にTシャツを着ての登場(それでもボディラインがくっきり出る)。並び順は基本的にキャスト順(但し列が長そうなAKBの二人は逆側の端)なので栞菜は大の仲良し・小池彩夢さんといじられ役・田井中茉莉亜さんの間。

こうしてサイン&握手会が始まると、栞菜の前につく列がものすごいことに。前日は人気を集めたらしいAKBの二人ですらすっかりかすんでしまいました。もちろん、サインするほうの栞菜もサインされるほうの栞菜ヲタ(の大半)も今回みたいなサイン&握手会は初経験。しかも栞菜と会うこと自体が久々とあれば栞菜ヲタの気分が高まらないはずがありません。

昼は自分もキャスト&キャラクターブック(栞菜のページ)と台本(表紙裏)で1回ずつ、サインを入れてもらいながら栞菜と色々と話をして、最後に長めの握手(さすがに11日よりは短いが、ハロの1ユニット分くらいはある)をしました。ここでちょっと失敗したのが、名前をHNで入れてもらう時に「さん」まで指定しないといけないのを忘れたこと。昼にサインを入れた分は呼び捨てで処理されてしまいました。まあ、これも栞菜らしいと思って割り切ります(爆)

そして、一人だけ列が長すぎて最後まで残った栞菜が控え室に戻るところを拍手で見送ってロビーを後にしました。


夜公演も昼と同様に早々にロビーに出て、夜公演に出たキャスト全員の登場を待ちました。もちろん夜も栞菜はタンクトップの上にTシャツを着て登場ですが、前述の通り栞菜の本番の終了直後だったので大泣きの状態での登場。昼の反省を活かし、栞菜の並び順が主役・愛衣さんの隣(AKBと反対側の端)に変更。

夜は昼以上に栞菜目当ての列が大変なことになりました。夜公演には固定客を抱えるあやっぺらにも列ができましたが、昼と同様にAKBの二人の列は霞んだまま。夜はまずパンフレット(栞菜のページ)にサインをもらいながら色々と話をして、最後に長めの握手(最初のほうだったので長めにいけた)。

ここで栞菜と計3回サイン&握手を終えた後、今度は彩夢ちゃんの列に移動。しばし待ったあとで彩夢ちゃんと栞菜絡みを中心に色々とサインをもらいながら話をしました。彩夢ちゃんのサインは台本の表紙裏、既に栞菜のサインが入っているページに入れてもらいました。そして頼んでもいないのに「かんな だーいすき」とまで入れてくれました。最後に機会があれば彩夢ちゃんと会いたい旨を話しながら長く握手。これで栞菜3回・彩夢1回のサイン&握手が完了。

夜は結局、栞菜と彩夢ちゃんの仲良しコンビが最後までロビーに残り、ほぼ同時に完了という奇跡の展開。そして次の瞬間、栞菜が彩夢ちゃんのカラダをわしづかみして半強制的に抱き合いながら控え室に向かい始めました。当然、最後まで残っていた栞菜ヲタ&彩夢ヲタからは大歓声があがりました。最後は栞菜&彩夢が揃って「サランヘヨ!」で締めくくり。いやいや、最後までいいものを見させていただきました。


一時はもう会えないと思っていた栞菜が1年8ヶ月ぶりに立ったステージ、その直後に展開されたハロでは想定できない別世界の濃厚なサービス。栞菜に関しては今後昨日みたいなサービスが標準になりそうなのが逆に怖いくらい。こうなれば次の栞菜現場になりそうな初写真集発売記念イベントも期待せずにはいられません。もう昨日の時点で1年8ヶ月もの空白を埋めた上におつりが来そうなレベルですが、これから栞菜ヲタとしてのお楽しみはまだまだありそう。

あと、全体的に栞菜の表情が前より生き生きしていたと思いますし、時々見せたオーバーアクション的なところも栞菜らしいなと思いました。栞菜でイベントといえば、かつての握手会での無表情ぶりが想起されますが、それは栞菜のことを好きでもない、ていうか嫌いなヤツとも流れ作業で握手しなければならなかったからだと改めて実感。栞菜だって人間なんだから、互いに心を通じ合わせる気も時間もないのに心からの笑顔等見せられるはずないですよね。

そして今回、隣の子等と談笑しながら嬉しそうにサインや握手に臨む栞菜の姿を見ると、栞菜も自分を好きでいてくれるファンとは心を通じ合わせたいんだなと思いました。かつての「握手マシーン」から「心を持った人間」になった、ある意味進化した栞菜の姿がそこにありました。


さて、一旦こういう濃厚なサービスを味わうと、客を客とも思わないハロプロのファンサービス(剥がしが醜い高速握手など)が非常に味気なく思えてしまいます。ハロから下のほうに流れるヲタの気持ちを自分もついに理解し始めた感じ。それも現二推しながら非ハロな栞菜で理解したのがハロヲタとして複雑な心境。これから現ハロの推し方についてはちょっと再検討が必要になるかも?