今日は栞菜(有原栞菜)さんの出演舞台「空色ドロップ」千秋楽の昼夜2公演を観るため、中野のザ・ポケットに足を運びました。ちなみに12日昼公演も(他と掛け持ちで)観劇していたので、今回は全8公演中3公演観劇。もちろん、今回の舞台が今年初の栞菜現場でした。
この舞台は昨年2月の「落下ガール」や昨年8月の「Stranger than Paradise 〜深愛〜」と同じ春間伸一さんが脚本と演出を手がけたからか、「落下ガール」出演者のうち4名、「Stranger〜」出演者のうち5名が今回も栞菜と一緒(うち両方とも一緒だったのが3名)という状況。もともと「Stranger〜」のパンフの末尾で予告されていた作品でもあります。
ここで今回の舞台の全公演に出演した女性キャスト8名を列挙。栞菜と共演歴のある方は星印で示します。
氏名 | 役名 | 主な経歴等 |
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内田理央★ | 三島香織/三島香織の孫 | 日テレジェニック2010、今回の座長 |
黒田有彩★ | 樋口菊/樋口未来 | ミスFLASH2011/G☆Girls、元キャンパスナイターズ |
フォンチー★ | 谷崎潤 | 元アイドリング!!! 8号 |
栞菜 | 津田桜 | 元℃-ute |
倉田瑠夏★ | 田山洋子 | アイドリング!!! 22号 |
齊藤夢愛★ | 中原千佳 | 日テレジェニック2009、BA5 |
梨里杏 | 尾崎真奈美 | グラビアJAPAN2011ミス週刊プレイボーイ |
関根優那 | 樋口夏樹 | iDOL Street ストリート生リーダー |
このうち、今回が初舞台の「ゆーにゃん」こと関根優那さんは、SUPER☆GiRLSと同じオーディションの出身で現在も同じプロジェクトに所属。従って13日に宮崎理奈さんが観劇した時には、このゆーにゃんと、昨年11月の舞台「時空警察ヴェッカーχ ノエルサンドレ」で共演した栞菜をブログにとりあげています。
会場のザ・ポケットは「ポケットスクエア」を構成する4つの劇場の中で一番大きな劇場。中野には何度となく足を運んでいますが、実は南口方面は今回が初(ていうかサンプラザ以外も初)。特別席(B列〜D列の3列)は全てフラットで、E列以降の普通席は階段状。但し普通席の前方も特別席と同様に固定椅子ではありません。ちなみに今回A列は舞台の一部になったので設定されず。
今日で舞台本番も終わったので内容に軽く触れると、今回は太平洋戦争開戦直前〜末期の旅館「青雲庵」を舞台に、そこで働く女性や客の軍人らをメインにした物語と、現代でその孫が当時を振り返る物語の2部構成。座長は理央ですが、物語上の実質的な主役はくろありの方。この2人は戦時下と現代の両方に祖母と孫の二役で出演。またくろあり孫の妹役のゆーにゃんは現代の物語にしか登場しません。戦時下を描く関係上、今回は珍しく男性キャストも軍人役として井上マーさんら4役5名が出演。
戦時下という極限状態を扱う関係上、開戦前の前半は逆にいつも以上に笑いの要素を多く集めたものの、戦争末期に移った後半は非常に重い内容。後半は常連客だった軍人が特攻隊に赴く前の「最後の別れ」がメインなのでキャストも客も泣く場面が続出しました。
今回で活動再開後7作目の舞台となる栞菜も太平洋戦争絡みは(ハロプロ時代も含め)今回が初。そんな栞菜の役は、日本も大好きだけどアメリカの文化にも興味がある、「青雲庵」で働く19歳の女の子。年齢的には今の栞菜と近いものの、やはり時代背景が大きく違うので役作りにはだいぶ苦労したと思われます。個人的には、リアルでディズニー大好きな栞菜がミッキーマウスの物まねをさせられるところがツボ(爆)
栞菜の演技はもともと喜怒哀楽の激しさが持ち味ですが、経験を重ねていくうちに感情を抑えた演技もより自然な形で見せられるようになっていて、女優としての栞菜の成長が今回もうかがえます。演技自体は今までの中で一番安心して見られたと思っています。ただ、昨年の今頃の「落下ガール」と同様、どうも栞菜が全体的にふっくらしているように見えるのが気になるので、「落下ガール」のように稽古中に8kg増量とかがないといいなあ、とも思います。
栞菜以外のキャストで一番目を引いたのが、実質的な主役のくろあり。座長の理央は声質や性格等からかどうも一本調子な演技が目に付きますが、くろありは女優としても色々な役ができそうな感じがしました。あと、12日昼と今日昼の公演では「Stranger〜」で唯一会えなかった緑川静香さん(今回はスペシャルゲストで出演)の演技を初めて見ることができました。話には聞いていましたが、しーたんの演技の破壊力には凄まじいものがあります(爆) しーたん曰く普段はこんなハチャメチャな役ばかりでないそうですが、そう言われるとしーたんが普通の役を演じるところも見たくなる(爆)
12日昼は終演後にトークショーがあり、15日は千秋楽ということで昼(しーたんら4名がラスト)と夜のカーテンコールも通常より長め。色々と話がありましたが、個人的にツボだったのは、12日昼の質問コーナーと、今日夜のカーテンコール終盤。
前者は質問ボックスから栞菜が1通目を引いた後、夢愛が2通目を引こうとしたら、ボックスの中をのぞき込むなど夢愛の様子がおかしい。あげくキャストのみんなで騒いでいたらボックスが破壊(爆) どうやら質問が1通しか来なかったらしい(爆) 後者は理央が座長らしく締めのコメントをした直後に、なんと「トイレに行きたい」と問題発言(爆) 確かに理央は1人だけ終始和服だったので気持ちはわかるが、座長として以前に、一キャストとしてもそこで言うべき発言でもないと思われ、理央はどこまで天然なのかと(略)
ところで、今日夜(千秋楽)のカーテンコールで、いつものように無理矢理ステージ上に引っ張り出された(爆)春間氏の口から、4月に次回作を上演することが発表されました。春間氏が手がけた過去3作品の傾向等から、次回作も過去3作品と同じようなキャスト、つまり次回も栞菜が出演することが容易に予想できます。ただ、個人的に4月の第2週(13〜15日)はどうしても外せない要件が既に入っているので、特に栞菜出演の場合はできれば他の時期に上演してほしいと強く願っています。
さて、昨年末から続いた栞菜の「年始初の大仕事」も今日で終了。恐らく少しは休息期間に入るものと思われますが、さて今年の栞菜には今後、どんな展開が待っているのでしょうか?